
「子ども組」とは、普段は遊び仲間の子どもたちが、祭事のときに、自分たちでいろいろな役を割り振って、自治的に取り仕切った「組」のこと。背伸びしつつも自尊心を燃やして取りくむ子どもたちのキラキラ輝く瞳と上気した頬、土のにおい、遠く流れる時間を、世界中の子どもの写真を撮り続けた第一人者が1冊の写真集に纏め上げました。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 小正月
- 獅子祭り
- おかたぶち
- 賽の神
- 福の神
- トイトイ
- 初午
- 地蔵祭り
- トイトイ
- アマメ(アマミ)ハギ
- 地蔵転がし
- 春
- 子ども涅槃
- お雛がゆ
- 天神さま祭り(上宝町本郷)
- 天神さま祭り(上宝町蔵柱)
- 花祭り
- すすつけ祭り
- したんじょう
- 御田植式
- 夏
- 半平の天王焼き
- ヤッサイヤ
- はったい地蔵
- キツネ踊り
- カヤカヤ馬(七夕馬)
- 新保の七夕祭り
- 地蔵盆
- じいだ ばんばぁだ
- 盆綱曳き
- 秋
- 泣き相撲
- 初土俵入り
- 羯鼓舞
- 古式土俵入り
- 五つ鹿踊り
- 亥の子
- チャンチャカチャン
- ヤマノカンコの祭り
- あとがき
- 掲載した祭事は、いま
著者情報
田沼武能
1929年、東京浅草生まれ。49年、サンニュースフォト入社と同時に、木村伊兵衛氏に師事。51年に『芸術新潮』嘱託となり、66年にはアメリカのタイムライフ社と契約。72年、フリーランスに。菊池寛賞、文化功労賞など多数受賞。主な写真集に『武蔵野』(朝日新聞社)『カタルニア・ロマネスク』(岩波書店)『東京の戦後』(筑摩書店)『60億の肖像』(日本カメラ社)『アフリカ 子どもたちの日々』(ネット武蔵野)など。現在、日本写真家協会会長、日本写真著作権協会会長などの要職を務める。

子ども組 伝統祭事の主役たち
定価3,300円
(本体3,000円)
2009年9月