
この子らの、声なき声をきいてほしい。
「誰かボクに、食べものちょうだい」
赤旗社会部「子どもと貧困」取材班
未だ見えにくい「子どもの貧困」。その実相を追い、問題の所在をえぐる渾身の書。見知らぬ人に食べものをねだる小学生、乳児をかかえたホームレス家族、置き去られた保育園児、生活保護で暮らす高校生……。子ども一人ひとりの健やかな「育ち」や「学び」、かけがえのない命を守るために、社会はこの現実にどう向き合うべきか。
目次や構成
- 第1章 一歳半のホームレス―保育現場から見える貧困
- 第2章 「食べもの、ちょうだい」―学校から見える貧困
- 第3章 傷を抱え、愛情求め―施設で暮らす子どもたち
- 第4章 のしかかる教育費
- 第5章 高校生の今
- 第6章 卒 業
- 第7章 “貧困の連鎖”を断ち切るために
- 座談会◇「子どもの貧困」をどう考えるか
- (出席者=青砥恭、浅井春夫、中村さとみ)
- 宇都宮健児さん推薦!
著者情報
赤旗社会部「子どもと貧困」取材班

「誰かボクに、食べものちょうだい」
定価1,650円
(本体1,500円)
2010年10月