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社会問題としての自死から命を救うシステムとは

救える死 自死のない社会へ

天笠崇=著

定価1,650円(本体1,500円)

出版年月
2011年8月
ISBNコード
978-4-406-05495-9
仕様
0036/ 小B6上製/ 176P
タグ
芸術・生活    生活・健康・女性・青年   
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自死者が13年連続3万人を超える日本社会。政府は「自殺対策基本法」を制定し、防止対策にのりだしているが、効果はみえていない。なぜ減らないのか、その大本にあるストレス社会の究明とともに、交通安全対策との比較から、自死を「社会で救える死」としてとらえ、その社会システムをどう構築するかの提言を試みる。

目次や構成

  • まえがき
  • 第1章  自死とは――未遂者、遺族の思い
    • (1)不況、離婚が引き金に
    • (2)なぜ息子を救えなかったのか
    • (3)多様な自死――著者の遭遇例から
  • 第2章  「自殺者三万人」vs「自殺対策基本法の時代」
    • (1)「自殺者三万人時代」の衝撃
    • (2)自殺対策基本法とは
    • (3)「自殺者三万人時代」の原因
  • 第3章  メンタルヘルスから見た日本社会の異常
    • (1)厳しい生活と労働の喪失
    • (2)「三つの元年」とメンタル不全
    • (3)ストレス社会日本!
  • 第4章  自死予防のために社会のシステムを見直す
    • (1)予防対策の基本的な考え方
    • (2)自死を防ぐために税金の使い道を変える
  • 主要な参考図書・文献・有益なホームページ

著者情報

天笠崇

精神科医。1961年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。メンタルクリニックみさと所長。