
ソ連・東欧圏崩壊の時期に前後する10年間の論稿一九篇。マス・メディアとのインタビューでソ連共産党解体の世界史的な意味を縦横に論じ、激動する日本と世界の未来展望とそこでの科学的社会主義の役割に光を当てる。戦後初期10年間の党史を自らの体験を含めて総括した『戦後初期論集』の「まえがき」三篇を一括して収録。
目次や構成
[目次]
- 日本共産党主催国際シンポジウムでの開会あいさつ
- 核戦争阻止、核兵器廃絶と諸民族の主権の擁護-二十一世紀を前にした二つのグローバルな戦略-
- 『戦後初期論集1 天皇制批判について』の「まえがき」
- 『戦後初期論集2 民主民族戦線の展開』の「まえがき」
- 大韓機爆破事件をどうみるか
- 『戦後初期論集3 五〇年問題の問題点から』の「まえがき」
- 著作集『五〇年問題の問題点から』の「まえがき」再録にあたって
- ユーゴ版『宮本顕冶著作集』の出版記念パーティでのあいさつ
- 天皇裕仁の死去と日本共産党の立場
- 世界と日本の出来事をどうみる
- 現代の課題と科学的社会主義の生命力-『国会の十二年から』の「序に代えて」-
- ソ連共産党の解体、双手を挙げ歓迎
- ソ連共産党の解体の世界史的意味
- 真理は実現するし、必ず勝つ-ソ連、中国、北朝鮮の覇権主義とたたかってきて-
- 世界史の到達と社会主義の生命力-ソ連共産党、ソ連邦はなぜ破綻したか-
- 覇権主義敗退の世紀、各国人民が自主性をまもって前進すべき世紀
- 歴史の前途を決するのは何か-社会科学の学問的発展に立って-
- 野蛮な歴史と日本のジャーナリズムの役割
- 論集『日本はどうなっているか これからどう進むか』の「はしがき」
- 解題
著者情報
宮本顕治著作集編集委員会

宮本顕治著作集 第9巻 一九八五年〜九四年
定価3,740円
(本体3,400円)
2013年11月