
立ち止まっても、転んでも、生きる値打ちはある
歩き直してきた道
旭爪あかね=著
自らのひきこもり体験をもとにした小説『稲の旋律』から12年、作品は映画にもなり広がっている。上映運動をとおして人とつながり、新たな社会に歩み出た作者が、心の辿ってきた道を振り返り、3・11大震災で被災した人たちとも向き合い、「生きてる限り悩みは続くけれど、ひとりじゃないよね」と励ましのエールを送る温かエッセイ。
目次や構成
【目次】
- はじめに
- 1 ひきこもったこと
- 2 小説を書いたこと
- 3 稲とピアノの物語
- 4 新たな出逢い
- 5 東日本大震災
- 6 それから
- おわりに
著者情報
旭爪あかね
1966年生まれ。日本民主主義文学会会員。「稲の旋律」で第35回多喜二・百合子賞受賞。著書に『世界の色をつかまえに』(本の泉社)、『稲の旋律』(新日本出版社)など。

歩き直してきた道
定価1,760円
(本体1,600円)
2014年6月