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住民・労働者・業者・自治体の共同で、つくろう公契約条例!

公契約条例ハンドブック 賃金破壊とサービスの劣化にストップ

原冨悟=著

定価1,540円(本体1,400円)

出版年月
2013年4月
ISBNコード
978-4-406-05679-3
仕様
0031/ A5並製/ 172P
タグ
社会    労働、社会保障・福祉   
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公共の仕事なのに「暮らせない」賃金!? 市のプールで人員不足が恒常化!?――“価格破壊”が自治体の契約に及ぼした数々の弊害をあぶり出し、条例の制定による入札・契約の改善ポイントを関連労働者の労働条件やサービスの質を確保する問題と結んで解き明かす。各地域の実状をふまえた条例運動の取り組み方も詳しく解説。

目次や構成

〔目次〕

  • まえがき
  • 序章 公契約の適正化をめざす運動の入り口
    • ・公契約条例制定の動き
    • ・問題の所在
    • ・関連する労働者は1000万人超
    • ・運動の目標と性格
    • ・コラム 自治体を暮らしと仕事を守る拠点に——公契約運動への接近
  • 第1章 いま公共の現場で——なぜ公契約の適正化なのか
  • 第1節 行きづまりを見せる公共サービス
    • 1.街づくりがあぶない——公共工事の現場で
    • 2.ダンピング受注と価格破壊——物品等の調達や印刷物の発注
    • 3.公共サービスを支えきれなくなる——コスト削減と民間委託
    • 4.公務労働が維持できなくなる——定数削減と非正規職員の低賃金
  • 第2節 公契約の適正化でめざすもの
    • 1.ILO94号条例と公契約をめぐる歴史的経緯
    • 2.今日的な運動の課題と新たな可能性
  • 第2章 動きはじめた公契約条例
  • 第1節 日本で初めての公契約条例が生まれた
    • 1.野田市公契約条例の制定経過
    • 2.条例の構造
    • 3.法的な問題をめぐる論争
  • 第2節 進化・発展するルールづくり
    • 1.全国各地でのさまざまな取り組み
    • 2.公契約条例への接近
    • 3.条例の枠組みと労働条項
  • 第3節 実効ある公契約の適正化にむけた政策課題
    • 1.価格競争から政策入札へ
    • 2.賃金の最低規制をどう設定するか
    • 3.自治体の業務のあり方が問われている
  • 第3章 地域からの運動づくりを考える
  • 第1節 公契約の適正化をめざす地域運動
    • 1.労働者の要求と運動
    • 2.労働組合を結び役とした共同の発展
    • 3.地方議会と住民合意の世論づくり
  • 第2節 労働組合運動の可能性
    • 1.賃金闘争の新たな展開と労働者の組織化
    • 2.働くことの社会的価値の実現へ
  • あとがき
  • 資料

著者情報

原冨悟

労働総研常任理事、政治経済研究所主任研究員、前埼労連議長、元全労連幹事、元埼玉土建一般労組中央執行委員。著書に『公契約適正化運動のすすめ 発展方向と可能性をさぐる』(2011年、共著、本の泉社)、『微笑みかげんの階級闘争 労働組合を100倍楽しむために』(2010年、あけび書房)

公契約条例ハンドブック

公契約条例ハンドブック 賃金破壊とサービスの劣化にストップ

定価1,540円
(本体1,400円)

2013年4月