
大企業が潤えば暮らしもよくなる――会社が儲けても給料が上がらない時代が20年近く続きこの「神話」は地に落ちました。一度は期待したアベノミクスの結果は増税と社会保障の切り捨てばかり。いったいなぜこんなことになったのか、どうしたら抜け出せるのか? 自民党政治のゆきづまりも分析し発想の逆転を提案します。
目次や構成
【目次】
- プロローグ
- 1 戦後日本の「経済成長」
- 2 「失われた二十数年」の実態は
- 3 財界・大企業が求める経済政策
- 歴代経団連総会の方針から
- 4 アベノミクスがやっていること
- 5 自民党が描く近未来の日本社会
- エピローグ 新しい経済政策を考える
著者情報
石川康宏
1957年北海道生まれ。京都大大学院経済学研究科単位取得退学。神戸女学院大教授(経済学・経済理論)。『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『橋下「維新の会」がやりたいこと』(2012年、新日本出版社)、『女子大生のゲンパツ勉強会』(2014年、新日本出版社、共著)、『「古典教室」全三巻を語る』(2014年、新日本出版社、共著)、『若者よ、マルクスを読もう』(2010年、かもがわ出版、共著)など。

「おこぼれ経済」という神話
定価1,210円
(本体1,100円)
2014年6月