
政治に無関心でいることはできても無関係でいることはできない――ならば、ダメな政治よりは良い政治を引きよせるために何ができるか考えましょう。実質賃金が上がらない経済政策、侵略戦争を間違っていたと言えない首相が進める「戦争する国づくり」…ろくでもない政治の背景が見える、「目から鱗」の日本社会論入門です。
目次や構成
目 次 Ⅰ あなたが学べば社会はよくなる! 5 Ⅱ 日本社会はどうなっている? 51 第1話 知っていますか? 「社会科学」という言葉 52 第2話 現代日本は資本主義の社会 62 第3話 「財界言いなり」政治の実態は 76 第4話 〝アメリカ言いなり〟のはじまりは 85 第5話 〝海外で戦争をする国〟へ向けて 97 第6話 世界の大きな変化と時代遅れの日米同盟 106 第7話 戦争の歴史を知っておかねば 117 第8話 戦争「違法化」への努力と日本の役割 127 第9話 侵略を正当化する力の強さ 135 第10話 安倍政権の下での日本社会 146 第11話 平和・民主主義の日本の成熟へ 166 第12話 資本主義を超える未来の社会 176 おわりに 187
著者情報
石川康宏
1957年北海道生まれ。京都大大学院経済学研究科単位取得退学。神戸女学院大教授(経済学・経済理論)。『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『橋下「維新の会」がやりたいこと』(2012年、新日本出版社)、『女子大生のゲンパツ勉強会』(2014年、新日本出版社、共著)、『「古典教室」全三巻を語る』(2014年、新日本出版社、共著)、『若者よ、マルクスを読もう』(2010年、かもがわ出版、共著)など。

社会のしくみのかじり方
定価1,650円
(本体1,500円)
2015年7月