
反戦平和に命をかけた多喜二。その死に心からの弔文をよせた魯迅とロマン・ロラン。同じ大義に献身した先達の系譜を探り、その精神を継承しながら、“日本国憲法とともに歩む”最前線のたたかいなど今日までを描きます。一条の強い絆、その心は9条につながります。先人が残した知性の結晶をかみしめながら、詩歌のもつ力を考える、大きな視野と勇気を届ける書です。
著者情報
緒方靖夫
1947年、東京都生まれ。東京外国語大学卒業。「赤旗」パリ特派員、同編集局次長・外信部長、日本共産党国際部長、参議院議員などを歴任。現在、党副委員長・国際委員会責任者、原水爆禁止世界大会共同議長。主な著書に、『激動のアフガニスタンを行く』『「おくれた日本」と「すすんだ日本」』『視点を変えると こんな日本が見えてくる』『日本共産党の野党外交』『イスラム世界を行く』(以上、新日本出版社)、『三大陸 人権と対話の旅』(リベルタ出版)、英文著書に“JCP Speaks for a Peaceful and Just World”(Japan Press Service)等多数。

つながる9条の絆 多喜二、魯迅、ロマン・ロランから今日へ
定価1,650円
(本体1,500円)
2014年10月