
両親の突然の理不尽な死、何が起きたかもわからぬまま傷を負った心。そんな原爆孤児たちを支援した「精神養子運動」と、それを担った作家の山口勇子らの思いを丹念な取材で記録。「父さん、母さんはなぜ死ななくてはならなかったの?」との問いかけに光を当てた、被爆70周年にこそ読みたい感動のノンフィクション。
著者情報
平井美津子
大阪・吹田市立第一中学校教諭。歴史教育者協議会。子どもと教科書大阪ネット21事務局長。編著書に、シリーズ戦争孤児③『沖縄の戦場孤児』(2015年、汐文社)、平和を考える戦争遺物④『沖縄戦と米軍占領』2014年、汐文社)、シリーズ戦争遺跡②『戦場となった島』(2010年、汐文社)など。

原爆孤児 「しあわせのうた」が聞える
定価1,870円
(本体1,700円)
2015年7月