
十五年戦争下、空襲で悲しい体験をした少女。戦争が庶民に何をもたらすか、今だからこそ伝えたい――クリスチャンでもある彼女の思いに共感したムスリムの医師は、大国の侵略で傷ついてきた祖国アフガニスタンの歴史と現状を語る。「殺し、殺される」日本という状況に、歴史の教訓を等身大の目線で伝えるコラボレーション。
著者情報
長倉禮子
1936年生まれ。元山梨県立女子短期大学教授。神学研究者。著書に『ジョン・ヘンリ・ニューマンの文学と思想―影と幻から真実へ』(2011年、知泉書館)、訳書にジョン・ヘンリニューマン著『ニューマン枢機卿の黙想と祈り』(2013年、同前)など。静岡市内で私設図書室「ガレリア布半」を運営、戦争展などを開いてきた。2016年3月に逝去。

戦争に巻きこまれた日々を忘れない 日本とアフガニスタンの証言
定価1,540円
(本体1,400円)
2016年7月
レシャード・カレッド
医師。アフガニスタン出身。1950年カンダハル生まれ。1969年に日本留学、76年に京都大学医学部卒業。医師免許を取得、82年に日本に帰化し、島田市でレシャード医院を開業。アフガニスタン支援の「カレーズの会」を主宰。著書に『知ってほしいアフガニスタン 戦禍はなぜ止まないか』(2009年、高文研)、『終わりなき戦争に抗う』(共著、2014年、新評論)、『戦争に巻きこまれた日々を忘れない』(共著、2016年、新日本出版社)など。

戦争に巻きこまれた日々を忘れない 日本とアフガニスタンの証言
定価1,540円
(本体1,400円)
2016年7月