
高齢社会が悩む問題、ある医師のアイデアと実践
最後の時を自分らしく 在宅医療ができること
レシャード・カレッド=著
高齢者の医療や介護をめぐって、静岡県島田市で在宅医療を軸に熱心に取り組んできた著者。介護放棄や老老介護など深刻な問題も視野に入れつつ、「結果」を出してきた実践をふまえ、その意義を訴え医療のあり方を問いかけます。国や行政の役割、祖国アフガニスタンが示すことなどの視点も含んだユニークな終末期医療論。
著者情報
レシャード・カレッド
医師。アフガニスタン出身。1950年カンダハル生まれ。1969年に日本留学、76年に京都大学医学部卒業。医師免許を取得、82年に日本に帰化し、島田市でレシャード医院を開業。アフガニスタン支援の「カレーズの会」を主宰。著書に『知ってほしいアフガニスタン 戦禍はなぜ止まないか』(2009年、高文研)、『終わりなき戦争に抗う』(共著、2014年、新評論)、『戦争に巻きこまれた日々を忘れない』(共著、2016年、新日本出版社)など。

最後の時を自分らしく 在宅医療ができること
定価1,760円
(本体1,600円)
2017年5月