
震災後の福島を見つめる旅へ――。
ふくしま讃歌 日本の「宝」を訪ねて
黛まどか=著
浜通り・中通り・会津の三地域それぞれの気候・風土で育まれた豊かな文化が根づく美しい福島。各地に残る歌枕、祭や伝統芸能、手仕事、歳時記とともにある丁寧な暮らし。古くから連綿とつづく有形無形の文化が、グローバル化に翻弄され震災に立ち向かう今もなお息づいている。俳人・黛まどかが福島に見た日本文化の源流とは――?!「福島民報」連載を満を持して纏める。
著者情報
黛まどか
俳人。神奈川県生まれ。1994年「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞受賞。2002年『京都の恋』(2001年、PHP研究所)で第2回山本健吉文学賞受賞。10年4月~11年3月文化庁「文化交流使」としてパリを拠点に活動。オペラ「万葉集」「滝の白糸」の台本執筆、福島県の応援歌「そして、春~福島から世界へ」の作詞など、俳句に限らず幅広く活躍。現在、「日本再発見塾」呼びかけ人代表、京都橘大学客員教授。主な著書に、句集『B面の夏』(1994年、角川書店)、『てっぺんの星』(2012年、本阿弥書店)、紀行『文豪、偉人の「愛」をたどる旅』(2009年、集英社)、エッセイ『まんかいのさくらがみれてうれしいな』(2012年、バジリコ)、『引き算の美学』(2012年、毎日新聞社)など多数。

ふくしま讃歌 日本の「宝」を訪ねて
定価1,760円
(本体1,600円)
2016年9月