
弾薬庫跡や中島飛行機の工場跡、砲台など、多摩地域に数多く残された戦跡を、丹念に取材した貴重な記録。戦後72年を経て、体験者がいなくなりつつある今、この物言わぬ「証言者」が雄弁に語りかけてくる、平和の尊さ。撤去された戦跡も写真に残り、メッセージを後世に伝えていく架け橋となる。訪ねるガイドマップも掲載。
著者情報
増田康雄
1939年2月、東京都生まれ。日本放送協会(NHK)で33年にわたり音響効果の技術職として勤務。在職中の1975年3月、法政大学第二法学部政治学科卒業。1999年2月、日本放送協会を定年退職。1997年6月から現代写真研究所の基礎科、翌年本科、翌々年橋本ゼミ、2010年デジタル研究科で写真を学ぶ。2012年6月より現代写真研究所入江ゼミに在籍。現在、リアリズム写真集団会員、「放送を語る会」運営委員、日本ジャーナリスト会議会員。全国公募「視点」展入選5回。 個展「移り住んだ街・多摩」(2003年10月、東京・市ヶ谷フォトスペース光陽)、「カリブの風に魅せられて・キューバ」(2006年1月、東京・半蔵門JCIIクラブ25)

多摩の戦争遺跡
定価2,530円
(本体2,300円)
2017年7月
入江進

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