
約6万から4万年前、旧石器時代、そして氷河時代だった日本のようすを解き明かす発掘が、小学生からシニアまで参加して行われています。ナウマンゾウの牙や足跡が、発掘されているのです。そしてナウマンゾウ狩りをしていた「野尻湖人」も、いたかも? 掘って掘って57年、太古の謎にいどむ発掘の記録と成果集です。
著者情報
野尻湖発掘調査団
野尻湖でナウマンゾウの臼歯の発見をきっかけに、発掘に参加したいという人びとが全国から集まり、結成されたグループ。1962年の第一次発掘から今年2016年3月に第21次発掘調査をひかえる。事務局は野尻湖ナウマンゾウ博物館。団としての主な著書に『最終氷期の自然と人類』(1997年、共立出版)、『増補版 象のいた湖-野尻湖発掘ものがたり』(1992年、新日本出版社)、『一万人の野尻湖発掘-たのしい仲間づくり』(1986年、築地書館)、『日本人の系譜』(共著・1986年、平凡社)、『掘って掘ってまた掘って』(1983年、講談社)などがある。

野尻湖のナウマンゾウ 市民参加でさぐる氷河時代
定価1,430円
(本体1,300円)
2018年3月