
学校統廃合の口実となってきた小中一貫教育。子どもの発達や学校・地域社会に様々な悪影響をもたらしている例が多い。各地で問題点を見抜いた父母・住民などが反対し、統廃合を止めるケースも。その詳しい様子や教訓、小中一貫校の実状、統廃合対象にされがちな小規模校の教育的価値などを解明する。つくば市教育長も寄稿!
著者情報
山本由美
和光大学教授。東京自治問題研究所常任理事。教育行政学、教育制度を専攻。 横浜国立大学教育学部教育学科、東京大学大学院教育学研究科教育行政学専攻修士課程修了、 同博士課程満期退学。工学院大学非常勤講師、ボストン日本語学校中学部教員などを経て 浦和大学短期大学部准教授、東京田中短期大学こども学科准教授、2010年度から現職。 『学校を取り戻せ』(2016年、花伝社、共編著)、『「小中一貫」で学校が消える』(2016年、新日本出版社、共編著)、『これでいいのか小中一貫校』(2011年、同、共編著)、『小中一貫教育を検証する』(2010年、花伝社、編著)、『学力テスト体制とは何か』(2009年、花伝社)、『ベストスクール』(2002年、花伝社)など著作多数。

小中一貫・学校統廃合を止める 市民が学校を守った
定価1,760円
(本体1,600円)
2019年9月