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日常生活と言葉の世界を紡ぎ、心を耕し豊かな気持ちになる

屋根の上のことばたち ねんてん先生の文学のある日々 弐

坪内稔典=著

定価1,870円(本体1,700円)

出版年月
2020年10月
ISBNコード
978-4-406-06510-8
仕様
0095/ 小B6上/ 176P
タグ
芸術・生活    評論   
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妻との朝食で軽井沢気分になって、ふふっと笑ったり、「老人と海」や田辺聖子作品から一つのフレーズが折にふれ思い起こされたり…。好きな人、好きな本、好きな食べ物の話を機知とユーモアを織り交ぜて、何気ない日常生活の情景と文学の言葉を紡いでいます。読むと気持ちがゆったりするねんてん先生の連載エッセイ第二集。

目次や構成

目次

  •  
  •   1  四季と季語と人生と
  •   2  本友・草友・柿友…餡友
  •   3  窓をあければ
  •   4  一家に一冊、俳句歳時記
  •   5  赤胴鈴之助とががんぼ
  •   6  軽井沢気分で朝ご飯
  •   7  与謝野晶子と気まぐれの力
  •   8  老人は甘いか蟻がすでに来た
  •   9  老人と子どもと
  •   10  心の置けない友
  •   11  押し合いへしあい歳末の風景
  •   12 犬はびょうびょうと鳴いた
  •   13  老人たちは元気づく
  •   14  『広辞苑』と「峠の茶屋」
  •   15  花かげのレモン
  •   16  桐の花とカステラ
  •   17  ホトトギスを聞きましたか
  •   18  キスしましょ、の季節
  •   19  「老人と海」の老人は海
  •   20  「白樺の家」と呼ばれたい
  •   21  禍を福に転じる姨捨駅
  •   22  すわり心地のよき椅子
  •   23  お前も可愛いな
  •   24  正月いろいろ
  •   25  正宗白鳥はどこの酒?
  •   26  豚になめられる
  •   27  屋根の上の万葉集
  •   28   ザダミザギバンドウ
  •   29  朝ごはんは楽しい
  •   30  田辺聖子さんの言葉
  •   31  かっこうのいい老人
  •   32  ああ  虫がないてるね
  •   33  夢殿へ寄ろう、二、三の団栗と
  •  
  • あとがき
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  • 作中で紹介されている文学作品~新美南吉、藤沢周平、草野心平、八木重吉など~
    • 高啓「湖隠君を尋ぬ」
    • 正岡子規「筆まかせ」
    • 新美南吉「ごん狐」
    • 藤沢周平「蝉しぐれ」
    • 中里介山『大菩薩峠』
    • 島崎藤村『夜明け前』
    • 与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」
    • 与謝野晶子「明るみへ」
    • 小林一茶『おらが春』
    • 小野十三郎「雀」
    • ガスター『ルーマニア島獣譚』
    • 南方熊楠「犬に関する民俗と伝説」
    • 三鬼
    • 高村光太郎「クロツグミ」「レモン哀歌」
    • 北原白秋「桐の花とカステラ」「カステラ」
    • 『徒然草』
    • ヘミングウェイ「老人と海」
    • ツルゲーネフ「あひびき」
    • 松尾芭蕉「更科紀行」
    • 石川啄木「家」『一握の砂』
    • 夏目漱石「行人」
    • 鏡子『漱石の思い出』
    • 樋口一葉「この子」
    • 正宗白鳥「入江のほとり」「女連れの旅」
    • 夏目漱石「夢十夜」
    • 『万葉集』
    • 高橋新吉『ダガバジジンギヂ物語』「留守」
    • 田辺聖子『いっしょにお茶を』『歳月切符』『ジョゼと虎と魚たち』
    • 立原道造「のちのおもひに」
    • 草野心平「秋の夜の会話」

著者情報

坪内稔典

1944年愛媛県生まれ。俳人。立命館大学卒。京都教育大学名誉教授。俳句グループ「船団の会」代表。ねんてん先生の愛称で親しまれている。著書『四季の名言』(2015年、平凡社)、『 柿日和 喰う、詠む、登る 』(2012年、岩波書店)、『子規その時代』(2011年、沖積舎)、『モーロク俳句ますます盛ん――俳句百年の遊び』(2009年、岩波書店)、『カバに会う――日本全国河馬めぐり』(2008年、岩波書店)ほか多数。

屋根の上のことばたち

屋根の上のことばたち ねんてん先生の文学のある日々 弐

定価1,870円
(本体1,700円)

2020年10月