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「戦争による領土拡大」はいかにして禁じられたか

戦争と領土拡大 ウクライナと国際秩序の行方

森原公敏=著

定価1,980円(本体1,800円)

出版年月
2022年10月
ISBNコード
978-4-406-06687-7
仕様
0031/ 四六判並/ 208P
タグ
社会    国際問題   
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かつて戦争による領土決定は当然視された。その時代から「領土不拡大」の原則がどのように確立・定着してきたのか、一〇〇年の歴史を追って検証する。第二次世界大戦での日米関係、大西洋憲章、ヤルタ秘密協定などをめぐる米国の公式外交文書も研究し、貴重な発見も。ロシアによるウクライナ侵略の行方を考える上でも必読!

目次や構成

<目次>

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  • はじめに
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  • 第1章 「領土的其ノ他ノ増大ヲ求メス」の理念の形成
    •   1  第一次世界大戦—開戦からパリ講和会議へ
    •   2  第一次世界大戦後の国際連盟内外での戦争の規制と禁止の試み
    •   3  「一九二九年パリ不戦条約」の成立と国際秩序の転換
    •   4  大西洋憲章(「領土的其ノ他ノ増大ヲ求メス」)へ
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  • 第2章 満洲事変からアジア・太平洋戦争へ—日米交渉と「領土不拡大」原則
    •   1  「日米交渉」再開、ルーズベルトの条件
    •   2  「帝国国策遂行要領」と対米新提案
    •   3  首脳会談の行方
    •   4  理解できない原則
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  • 第3章 交錯する領土要求と戦後構想—第二次世界大戦の進行と「領土不拡大」原則
    •   1  連合国の形成と相互支援交渉の開始—一九四一年〜一九四二年
    •   2  初の米英ソ首脳会談(テヘラン、一九四三年一一〜一二月)へ
    •   3  二回目の三国首脳会談(ヤルタ、一九四四年)へ
    •   4  「千島引き渡し」はルーズベルトの戦後構想にもとづいて決定された
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  • 第4章 二〇世紀から二一世紀へ—植民地体制の崩壊と「領土不拡大」原則の徹底
    •   1  ヤルタから「トルーマン・ドクトリン」へ—米ソの「冷戦」
    •   2  国連憲章の成立と植民地体制の崩壊
    •   3  現代の戦争と平和
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  • 第5章 ウクライナ侵略と国際秩序の行方
    •   1  「特別軍事作戦」—根拠と目的、動機
    •   2  安全保障と抑止
    •   3  抑止力に代わるもの—紛争を武力紛争にさせない措置
    •   4  国際秩序の行方
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著者情報

森原公敏

1949年、広島県出身。日本共産党国際委員会副責任者。1973年山口大学卒業。「赤旗」記者としてワシントン特派員、ロンドン特派員などを歴任後、現職。著書に『NATOはどこへゆくか』(新日本出版社、2000)。

戦争と領土拡大

戦争と領土拡大 ウクライナと国際秩序の行方

定価1,980円
(本体1,800円)

2022年10月