
GDPの2・7倍にまで膨らんだ借金財政の背景には、「国債バブル」発生とそれに乗じる国債ビジネスが。もしバブルが破裂すれば、今やその最大の保有者となった日銀は債務超過となり円暴落の危機に。家計、中小企業も危機に陥る。財政論にとどまらない視界の広い分析で、危機を冷静に直視ししつつ活路を見据えた労作。
著者情報
山田博文
1949年新潟県生まれ。群馬大学名誉教授・商学博士。中央大学大学院商学研究科博士課程、(財)日本証券経済研究所研究員などを経て現在に至る。主な著書は次の通り。『くらす、はたらく経済のはなし(全5巻)』(2019~2020年、大月書店)、『99%のための経済学入門(第2版)』(2016年、大月書店)、『国債がわかる本』(2013年、大月書店)、『これならわかる金融経済(第3版)』(2013年,大月書店)、共著『戦後70年の日本資本主義』(2016年、新日本出版社)他。

国債ビジネスと債務大国日本の危機
定価2,310円
(本体2,100円)
2023年11月