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従来の「満州事変」史の「空白」を埋める

満州事変、ある日本人兵士の日記 1932年9月~1933年5月

森下明有=著 笠原十九司=編・解説

定価3,850円(本体3,500円)

出版年月
2024年7月
ISBNコード
978-4-406-06808-6
仕様
0021/ A5判上/ 224P
タグ
人文   
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柳条湖事件の1年後、「満州国」を日本が承認した直後に同地に派遣された兵士の日記を復刻、専門家の編・解説で刊行する。従来ほぼ論じられてこなかった中国東北軍民の抵抗と、その討伐の様子が明らかに。十五年戦争の始点たる「事変」の侵略性が鮮明になり当時の日本人の意識も考えさせる。今の世界に共振する貴重な記録!

目次や構成

<目次>

  •   
  • 父の日記について  長谷部悦子
  •   
  • まえがき──満州事変、「森下明有日記」について 笠原十九司
  •   
  • 凡例
  •   
  • 第1章 満州事変への出征
    •  日記(1932年9月18日〜10月2日)
    •  解説
  •   
  • 第2章 反満抗日闘争に立ち上がった現地軍
    •   1  「満州国」建国と日満議定書調印
    •   2  反満抗日闘争に立ち上がった現地軍
    •   3  満州へ増派された旭川歩兵第27連隊
  •   
  • 第3章 東辺道討伐作戦
    •  日記(1932年10月3日〜11月26日)
    •  解説
  •   
  • 第4章 ホロンバイル作戦(大興安嶺作戦)
    •  日記(1932年11月27日〜12月26日)
    •  解説
  •   
  • 第5章 吉林省東境作戦
    •  日記(1932年12月27日〜1933年2月15日)
    •  解説
  •   
  • 第6章 熱河・長城・関内作戦
    •  日記(1933年2月16日〜4月12日)
    •  解説
  •   
  • 第7章 野戦病院生活と塘沽停戦協定
    •  日記(1933年4月13日〜5月31日)
    •  解説
  •   
  • あとがき
  •   

著者情報

森下明有

満州事変、ある日本人兵士の日記

満州事変、ある日本人兵士の日記 1932年9月~1933年5月

定価3,850円
(本体3,500円)

2024年7月

笠原十九司

1944年、群馬県生まれ。都留文科大学名誉教授。東京教育大学文学部卒業、東京教育大学大学院修士課程中退。学術博士(東京大学)。主な著書に『南京事件』『南京難民区の百日』『日本軍の治安戦』(いずれも岩波書店)、『体験者27 人が語る南京事件』『日中戦争全史(上・下)』(ともに高文研)、『日中全面戦争と海軍―─パナイ号事件の真相』(青木書店)、『増補 南京事件論争史 日本人は史実をどう認識してきたか』『海軍の日中戦争─―アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』(ともに平凡社)など。主な共編著書に『現代歴史学と南京事件』(柏書房)、『戦争を知らない国民のための日中歴史認識 『日中歴史共同研究<近現代史>』を読む』(勉誠出版)など。

満州事変、ある日本人兵士の日記

満州事変、ある日本人兵士の日記 1932年9月~1933年5月

定価3,850円
(本体3,500円)

2024年7月