真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

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戦争は何を奪ってしまうのか――。二人の共作が、いま、語りかける。

ゆびきり

早乙女勝元=著 いわさきちひろ=絵

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
2013年2月
ISBNコード
978-4-406-05675-5
仕様
0093/ 四六判上製/ 286P
タグ
芸術・生活    小説   
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「どんなことがあっても、ぜったいに、はなれちゃいかんよ!」。 二人は、ふるえる小指をあわせて、“ゆびきり”をかわした――早乙女氏の初期作品『ゆびきり』は、ともに東京大空襲を体験した、ちひろとの心を込めた共作。ちひろが初めて東京大空襲を描き、現在は散失された挿絵を復元して、「いま」という時代だからこそ刊行する。

目次や構成

  • 路地うらから
  • 海ほおずき
  • サイカホール
  • ひとだま
  • 土曜日の午後
  • 雪うさぎ
  • おばけ屋敷
  • ブラジルにて
  • C5927
  • がんばれ、昌次!
  • くろい犬
  • 火の夜
  • 『ゆびきり』とちひろさんと

著者情報

早乙女勝元

1932年東京生まれ。作家、東京大空襲・戦災資料センター名誉館長。主な近著書に『空襲被災者の一分』(2019年、本の泉社)、『徴用工の真実 強制連行から逃れて13年』(2019年、新日本出版社)『ナチス占領下の悲劇 プラハの子ども像』『その声を力に』『赤ちゃんと母の火の夜』(以上、2018年、新日本出版社)、『アンネ・フランク』(2017年、新日本出版社)、『螢の唄』(2016年、新潮文庫)、『もしも君に会わなかったら』(2014年、新日本出版社)、『わが母の歴史』(2014年、青風舎)、『東京空襲下の生活日録』(2013年、東京新聞)など多数。

いわさきちひろ

1918年、福井県生まれ。童画家として活躍。1974年原発性肝がんのため死去。代表作に『あめのひのおるすばん』(1968年、至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(73年、岩崎書店)などがある。