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なぜ世界恐慌が起きたのか。マルクス経済学の生命力を探究する!

現代資本主義とマルクス経済学 経済学は有効性をとりもどせるか

高田太久吉=編著

定価3,300円(本体3,000円)

出版年月
2013年12月
ISBNコード
978-4-406-05769-1
仕様
0033/ A5判上製/ 288P
タグ
社会    経済一般   
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2007年サブプライム問題に端を発する今回の世界恐慌を70年代以降の資本主義の歴史的変容の中でとらえ、現代資本主義の構造的矛盾を多角的・実証的に解明する前半。後半では、資本主義の運動原理を理解する最適の機会である恐慌の分析や、資本主義の隘路を打開し新しい社会体制をめざす上で課題となるマルクス経済理論の新境地をダイナミックに展開する。

目次や構成

目次

  • 第Ⅰ部 現代資本主義の構造的矛盾と経済危機
    •  
    • 第1章 現代資本主義の蓄積と循環・恐慌(高田太久吉)
    • 第2章 経済・金融のグローバル化と国際不均衡(増田正人)
    • 第3章 現代日本経済の「失われた20年」とアベノミクス
          ―経済のグローバル化と新自由主義的構造改革に対抗して―(米田 貢)
    • 第4章 経済危機下の欧州社会モデルと新自由主義(高田太久吉)
    • 第5章 失業・格差問題と経済危機
          ―1970年代後半以降のアメリカ経済の構造変化―(柴田 努)
  • 第Ⅱ部 経済危機とマルクス経済学
    • 第6章 現代の経済危機とマルクス恐慌論(高田太久吉)
    • 第7章 現代グローバリゼーションと帝国主義(平野 健)
    • 第8章 経済の金融化とマルクス信用論(新井大輔)
    • 補論  米国投資銀行とヘッジファンドの関係
          ―米上院常設調査小委員会「ウォール街と金融危機:金融崩壊の解剖」に
          おけるゴールドマン・サックスのケーススタディ紹介を中心に―
                                     (藤本あかね)
    • 第9章 環境問題と経済学の課題(知見邦彦)
    • 第10章 マルクス経済学の現代的課題(高田太久吉)

執筆者紹介

高田太久吉(たかだ・たくよし)
1944年香川県生まれ。中央大学名誉教授、金融・労働研究ネットワーク代表。金融論
増田正人(ますだ・まさと)
1960年東京都生まれ。法政大学社会学部教授。世界経済論
米田 貢(よねだ・みつぐ)
1952年富山県生まれ。中央大学経済学部教授。金融論、日本経済論
柴田 努(しばた・つとむ)
1980年埼玉県生まれ。岐阜大学地域科学部助教。経済理論、株式会社論
平野 健(ひらの・けん)
1962年岐阜県生まれ。中央大学商学部准教授。アメリカ経済論
新井大輔(あらい・だいすけ)
1979年熊本県生まれ。名城大学経済学部助教。金融論
藤本あかね(ふじもと・あかね)
1986年滋賀県生まれ。立命館大学国際関係研究科博士課程後期課程。金融論
知見邦彦(ちけん・くにひこ)
1943年東京都生まれ。2011年中央大学経済学研究科博士課程修了。山梨地方自治研究所副理事長。保険論、環境理論

著者情報

高田太久吉

1944年生まれ。中央大学商学部教授。主な著書に『現代企業の支配とネットワーク』(共編著)『日中金融システム比較』(共著、いずれも中央大学出版部)『金融グローバル化を読み解く』(新日本出版社)など。