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海外の成果も四望した「金融化」論研究の集大成!

マルクス経済学と金融化論 金融資本主義をどう分析するか

高田太久吉=著

定価3,410円(本体3,100円)

出版年月
2015年3月
ISBNコード
978-4-406-05887-2
仕様
0033/ A5判上製/ 348P
タグ
社会    経済一般   
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80年代以降に顕著になった現代資本主義の変容を特徴づける「金融化」。不可欠の分析概念として学派を超えて流布するが、それはどのようなものなのか。マルクス経済学の信用理論や金融資本概念と必ずしも整合しない「金融化」と呼ばれる一連の変化に焦点をあて、資本の過剰蓄積の形態、金融不安定性の原因等を考察しながら、マルクス経済学における理論的課題に挑戦する!

目次や構成

【目次】

  • 第1章 現代資本主義論としての「経済の金融化」論
  • 第2章 現代資本主義と「経済の金融化」
  • 第3章 金融危機の要因としての過剰流動性について
  • 第4章 資本の過剰蓄積と貨幣資本の過剰
  • 第5章 過剰生産恐慌と「独自の貨幣恐慌」
  • 第6章 金融恐慌とシャドーバンキング
  • 第7章 シャドーバンキングとレポ市場
  • 第8章 現代資本主義の蓄積様式とデリバティブ市場
  • 第9章 国際金融危機とToo Big To Fail問題
  • 第10章 マルクス経済学と「経済の金融化」論

著者情報

高田太久吉

1944年生まれ。中央大学商学部教授。主な著書に『現代企業の支配とネットワーク』(共編著)『日中金融システム比較』(共著、いずれも中央大学出版部)『金融グローバル化を読み解く』(新日本出版社)など。