
美しく咲ききそう新境川堤の「百十郎桜」。昭和の初め、その堤を築く難工事に、大勢の朝鮮人労働者が雇われた。異郷での差別に苦しみながら、苛酷な労働に耐えた人びとへの思いをこめて、旅役者・市川百十郎は堤に千本の桜を植えるのだった。
著者情報
赤座憲久

さいたさいた百十郎桜
定価1,540円
(本体1,400円)
1994年7月
田中槇子

さいたさいた百十郎桜
定価1,540円
(本体1,400円)
1994年7月