
舞は4年生。きのうの夜、おねしょしたことをクラスのなおみちゃんに知られてしまった…! 舞は学校へ行くのがこわかった。「おねしょのこと、だれにもいわないで!」そうなおみちゃんに話しかける勇気がだせない…。少女のゆれる思いを描く。
著者情報
あさのあつこ
岡山県生まれ。青山学院大学卒業。『バッテリー』(1996年、教育画劇)およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞受賞。その他の作品に『アスリーツ』(2019年、中央公論新社)、『透き通った風が吹いて』(2018年11月、文春文庫)、『ほたる館物語』全3巻(1991~2年)「いえでででんしゃ」1~3(2003~8年、ともに新日本出版社)、「No.6」シリーズ(2003~11年、講談社)他。
鈴木びんこ
埼玉県生まれ。制作プロダクションを経てフリーイラストレーターとなる。絵本に、『でんしゃになったあおむし』(2022年、絵本塾)、『聴導犬くんれん生ふく』(2017年、新日本出版社)、『あの日をわすれない はるかのひまわり』(2015年、PHP研究所)、挿画を担当した作品に『オムレツ屋へようこそ!』(2012年、国土社)、「The MANZAI」シリーズ(2007~2009年、ポプラ社)、「12歳たちの伝説」シリーズ(2000~2004年、新日本出版社) 他。日本児童出版美術家連盟会員。