
思春期一歩手前。言葉にならないけど愛おしい
いちばんたいせつなもの
斎藤貴男=作 おとないちあき=絵
定価1,540円 (本体1,400円)
- 出版年月
- 2021年3月
- ISBNコード
- 978-4-406-06011-0
- 仕様
- 8093/ A5変型上/ 104P
- 読者対象
- 小学校中学年
- 小学校高学年
- 中学生
- タグ
- 読みもの 中学年おはなし特選セット
海辺の寮で暮らすテツオは、拾った貝殻を上級生の持つ素敵な貝殻と取り換えっこ。ところが嬉しいのになぜか涙が止まらなくなる。慰めてくれるはずの先生からは「ばかね」と衝撃のひと言。自分の気持ちがわからないテツオが取った行動は…。言葉にならないが繊細な世界を持つ子どもたちの成長を爽やかに描く著者初の児童書。
目次や構成
<書評情報>
- 東京新聞(2021年5月1日付)
- 中日新聞(2021年5月2日付)
目次
- 1 貝がらのとりかえっこ
- 2 健康学園
- 3 やさしいトモコ先生
- 4 トモコ先生のひとこと
- 5 「寮」のみんなは
- 6 もっと貝がらをさがす
- 7 フナムシとアオスジアゲハ
- 8 「あの貝がら、かえしてやろうか?」
- 9 夏のおわりに
- 10 みんながおんなじじゃあ、ないけれど
- 11 あのとき泣いたわけ
あとがき
著者情報
斎藤貴男
1958年、東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、『プレジデント』編集部、『週刊文春』記者を経てフリーに。 『戦争経済大国』(2018年、河出書房新社)、『「マイナンバー」が日本を壊す』(2016年、集英社インターナショナル)、『戦争のできる国へ――安倍政権の正体』(2014年、朝日新聞出版)、『「東京電力」研究』(2012年、講談社)、『税が悪魔になるとき』(2012年、新日本出版社、共著)、『民意のつくられかた』(2011年、岩波書店)、『消費税のカラクリ』(2010年、講談社現代新書)、『非国民のすすめ』(2004年、筑摩書房)、『機会不平等』(2000年、文藝春秋)など著作多数。

いちばんたいせつなもの
定価1,540円
(本体1,400円)
2021年3月
おとないちあき
1988年生まれ、東京都在住。イラストレーター。廣嶋玲子『鬼遊び』シリーズ(2019年、小峰書店)、高田由紀子『ビターステップ』(2018年、ポプラ社)、濱野京子『ソーリ!』(2017年、くもん出版)、八束澄子『ぼくらの山の学校』(2017年、PHP研究所)、草野たき『またね、かならず』(2019年、岩崎書店)、川端裕人『青い海の宇宙港』(2019年、早川書房)など、小学生を主人公にした作品で装画、挿絵を担当しているほか、松素めぐり『保健室経由、かねやま本館』シリーズ(2020年、講談社)、『君と漕ぐ ながとろ高校カヌー部』シリーズ(2019年、新潮社)など、中学生、高校生向けの読み物でも幅広く活躍。おとな向けの作品はさらに多い。

いちばんたいせつなもの
定価1,540円
(本体1,400円)
2021年3月