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「なぜ、戦争をくいとめられなかったんでしょう?」

文学のピースウォーク 幽霊少年シャン

高橋うらら=作 黒須高嶺=絵

定価1,980円(本体1,800円)

出版年月
2016年7月
ISBNコード
978-4-406-06041-7
仕様
8393/ 四六判上製/ 208P
読者対象
小学校高学年 
中学生 
タグ
読みもの    文学のピースウォーク   
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砂ぼこりを巻き上げ近づく竜巻。「ドドーン!」ざわめきが止み、まるいレモン色の光が動き回り、「アイタイ アイタイ ナツカシイ トモダチ」という声が聞こえた――。竜巻に乗って大地の目の前に現れた少年シャン。「おぼっちゃまに会いたくてあの世から来た」と言う。シャンに導かれ、大地は敗戦間近の「満州」へ――。

著者情報

高橋うらら

東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。児童向けノンフィクションを中心に執筆。『災害にあったペットを救え――獣医師チームVMAT』(2020年、小峰書店)で児童文芸ノンフィクション賞受賞。作品に『みんなちがってみんなステキ――LGBTの子どもたちに届けたい未来』(2021年)『可能性は無限大 視覚障がい者マラソン道下美里』(2018年)『幽霊少年シャン』(2016年、以上新日本出版社)、『風を切って走りたい! ――夢をかなえるバリアフリー自転車』(2019年)『犬たちがくれた音 聴導犬誕生物語』(2007年、以上金の星社)他多数。日本児童文学者協会・日本児童文芸家協会会員。

黒須高嶺

1980年埼玉県生まれ。作品に『あぐり☆サイエンスクラブ』春編・夏編(2017年)『幽霊少年シャン』(2016年、共に新日本出版社)、『ふたりのカミサウルス』(2016年、あかね書房)、『1時間の物語』(2015年、偕成社)、『自転車少年』(2015年、くもん出版)他がある。