
いつか必ず、朝鮮の人たちの役に立つことを――
かけはし 慈しみの人・浅川巧
中川なをみ=著
定価1,760円 (本体1,600円)
- 出版年月
- 2020年9月
- ISBNコード
- 978-4-406-06504-7
- 仕様
- 8093/ 四六判上/ 256P
- 読者対象
- 小学校高学年
- 中学生
日本が朝鮮を植民地とした時代。白磁の器、木工の膳――朝鮮の人々が日常に使う道具の美しさに魅せられ、柳宗悦とともに「朝鮮民族美術館」設立に尽力した浅川巧。ソウル市内の巧の墓碑には「韓国人の心の中に生きた日本人、ここに眠る」と刻まれる。「時代の砂の一粒として生きた巧を未来につなぐ」(「解説」より)創作評伝。
目次や構成
目次
- Ⅰ 芽吹き
- 一 緑の台地
- 二 出立
- 三 朝鮮へ
- Ⅱ 成育
- 四 山に緑を
- 五 膳
- 六 結婚
- 七 感謝の祈り
- 八 嵐
- 九 実現
- 十 悲しみ
- Ⅲ 樹立
- 十一 信仰
- 十二 人のつながり
- 十三 痛み
- 十四 祝福
- 十五 永遠
浅川巧年譜
あとがき
解説:澤谷滋子
著者情報
中川なをみ
山梨県生まれ。『水底の柩』(2002年、くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞。その他の作品に『有松の庄九郎』(2012年)『あ・い・つ』(2006年)『まあちゃんのコスモス』(2004年)(以上、新日本出版社)、『天游――蘭学の架け橋となった男』(2011)『龍の腹』(2009)(以上、くもん出版)。

かけはし 慈しみの人・浅川巧
定価1,760円
(本体1,600円)
2020年9月