
近年、日本で暮らす外国人の数が増え、外国にルーツをもつ子どもたちとのかかわりも身近になっています。日本社会はルーツが異なる人びとをどのように迎え、わたしたちはどう接しているでしょうか? 日本で固有の歴史や文化をもつアイヌ民族や沖縄にもふれ、多文化の理解、共生について考えます。人権作文コンテストの資料にも最適。
目次や構成
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<目次>
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- みんなとちがうのは悪いこと?
- 外国にルーツがある人への差別
- 日本にいる、外国にルーツをもつ人ってどんな人?
- いつのまにかもっている外国人のイメージ
- 外国人への差別はどんなもの?①
- 外国人への差別はどんなもの?②
- 難民ってどんな人?
- 在日コリアンってどんな人?
- ヘイトスピーチってどんなもの?
- 共生ってどんなこと?
- 民族や地域、出身地への差別
- アイヌ民族はどんな差別を受けてきたの?
- 琉球・沖縄はどんな差別を受けたの?
- 沖縄が負担し続ける基地問題
- 先住民族について考える
- 被災地や被災者への差別
- 個人が尊重されるってどういうこと?
- 過去のできごとから学ぶ①
- ホロコースト(ナチス・ドイツのユダヤ人大虐殺)
- 過去のできごとから学ぶ②
- 公民権運動(黒人差別への抵抗)
- 過去のできごとから学ぶ③
- 部落差別
- 差別に向き合う
- 差別を乗りこえるためにできること
- 差別的な言動に悩んだときの相談先
- 用語解説
- さくいん
著者情報
好井裕明
1956年大阪府生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。2022年まで日本大学文理学部社会学科教授。2023年4月より、摂南大学現代社会学部特任教授。著書に『他者を感じる社会学』(2020年)、『「今、ここ」から考える社会学』(2017年、ともにちくまプリマー新書)、『排除と差別の社会学 新版』(2016年、有斐閣選書)、『差別の現在』(2015年)、『差別原論』(2007年、ともに平凡社新書)などがある。

差別ってなんだろう?3巻 国や文化、生いたちがちがっても
定価3,630円
(本体3,300円)
2023年3月