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理不尽なリストラ攻撃をはね返すための、労働弁護士白熱の1冊!

暴走するリストラと労働のルール

坂本修=著

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2002年4月
ISBNコード
978-4-406-02874-5
仕様
0031/ 四六判/ 286P
タグ
社会    労働、社会保障・福祉   
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たび重なる労働法の改悪やリストラ促進企業法など,矛盾渦巻く現場から「ルール破りの資本主義」を証拠にもとづいて告発。現行法規なども活用し,未来を開く展望と,どうたたかうのかのメッセージをおくる労働弁護士渾身の一冊!

目次や構成

[目次]

  • 序章 何が問題なのか?
    1. かつてない深刻な被害
    2. ある過労死自殺に衝撃を受けて
    3. リストラ「合理化」の戦略
    4. 何を書きたいのか―本書の主題と構成
    5. 筆をとった思い―第二の実践として

    ノート(1)<読み方についての希望>

  • 第一章 何が起きているのか?
    ―リストラ[合理化」の特徴と深刻な被害―
    1. リストラ「合理化」の"七つの特徴"
    2. 史上最悪の大失業状況
    3. 特徴的なNTT11万人リストラ
    4. 大渦の中心は大企業
    5. 不安定雇用労働者の増大と全労働者の労働条件切り下げ
    6. 社会的責任の放棄と広がる国民的被害
  • 第二章 なぜ新自由主義・規制緩和なのか?
    ―破綻した呪文―
    1. 新たな理論とイデオロギーの活用
    2. 先進資本主義国での新自由主義・規制緩和路線
    3. ターゲットは労働のルールの破壊
    4. 世界史の流れに反するルール
  • 第三章 規制緩和、労働のルール破りのための法制
    ―労働法制改悪とリストラ促進企業法制―
    1. 第一の大波=労働法制全面改悪―そのねらいと実態
    2. 第二の大波=企業法制の改悪、新設―そのねらいと実態
    3. 第三の大波=「税金で首切り」の産業再生法―そのねらいと実態

    ノート(2)<さらなる労働法制の改悪―反撃は急務>

  • 第四章 ここまで来ている世界の労働のルール
    1. 国連のルール―世界人権宣言と「A規約」
    2. ILOの労働ルール
    3. 発達した資本主義国・EUの労働のルール
    4. ルールを発展させている労働者の力

    ノート(3)<アメリカの労働のルールをどうみるか>

    ノート(4)<アジアの労働のルールをどうみるか>

  • 第五章 日本にも労働のルールはある
    ―"ルール破り"は許さない―
    1. 暗黒の戦前―人権と"労働のルールなき国"―
    2. 憲法のルール
    3. 労働基準法と労働組合法によるルール
    4. 労働協約上のルール
    5. 民法(契約法)上のルール
    6. 判例上のルール
    7. 批准した国際条約上のルール
    8. 悪法の中にも存在する"歯止め"のルール
    9. 日本の労働のルールはなぜ守られないのか?

    ノート(5)<労働裁判制度の改革>

  • 第六章 始まった反撃―見えてきた"光"
    1. 団結を広げ、世論を結集して人権侵害とたたかう
    2. 工場閉鎖を撤回させた連合組合との共同のたたかい
    3. 大企業職場の変化―不払残業規制を人減らし反対の結合
    4. 多様な要求の結集―NTTの現場から
    5. 未組織労働者の新しいたたかい
    6. 妻、母たちの反撃の始まり
    7. 地域労働運動の発展
    8. 自治体の新しい動き―全住民的反撃の始まり
    9. 国会での"せめぎ合い"―現場と国会の接近
    10. ナショナルセンター全労連などの方針から
    11. 同方向を照らす"三筋の光"―新たな共同の発展

    ノート(6)<国連とILOからの新しい"光"―二重の"せめぎあい">

  • 終章 "大河の流れ"を
    ―立法闘争と政治の変革を展望する―
    1. 立法闘争の発展を
    2. 国民の生活要求との結合
    3. 平和の要求との結合
    4. むすびにかえて―私たちの二一世紀を

あとがき

著者情報

坂本修

1932年生まれ。弁護士。元自由法曹団団長。『暴走するリストラと労働のルール』(2002年、新日本出版社)ほか。

暴走するリストラと労働のルール

暴走するリストラと労働のルール

定価1,760円
(本体1,600円)

2002年4月