
有事関連3法案の恐るべきねらいを条文にそって詳しく説き明かす!
有事法制のすべて ―戦争国家への道―
自由法曹団=編
アメリカの無法な戦争に日本国民を強制動員し,海外での武力行使に道をひらく有事関連三法案。戦争放棄,人権と自由など憲法の平和・民主原則をふみにじるその危険な内容を,法案の条文と関連法をあわせて分かりやすく解説する集団的労作。
目次や構成
[目次]
- はじめに
- PartⅠ これが有事法制だ
- 序 WHAT IS YUJI ―報復戦争から有事法制へ
- 報復戦争・参戦―そして有事法制
- ユージってなに !?
- なぜいま―なんのために
- まず知ってほしい 考えてほしい そして
- 一 有事法制策動の経過と展開
―自衛隊創設から報復戦争・参戦まで- 自衛隊と三矢作戦計画
- 栗栖発言、「有事立法研究」、中曽根政権
- 「国際貢献」論の台頭と九〇年代前半の改憲策動
- 「新ガイドライン」と周辺事態法
- 9.11テロ、報復戦争そして自衛隊「参戦」
- 二 米軍のための戦争動員法
―有事法制関連三法案の正体- 戦争動員法=有事法制で「いつでも戦争ができる国」へ
- 政府の判断で武力攻撃事態―イニシアティブは米軍に
- 軍・官・民あげての戦争体制―武力攻撃事態法のもたらすもの
- 国民を動員し、自衛隊と米軍にフリーハンドを―自衛隊法の「改正」
- 全面戦争体制への道―戦争動員法はここまでいく
- 三 「悪の枢軸」戦略と有事法制
―いま、なぜ有事法制か- 有事法制の骨格と「日本有事」の可能性
- 有事法制をアメリカが要求―アーミテージ報告
- 「悪の枢軸」―アメリカの国際軍事戦略
- 政治・経済の混迷と日本の基本戦略
- 四 平和とくらしがあぶない
―いまこそ平和のために- シュミレーション・二〇〇×年×月 戦争動員法発動のとき
- 報復戦争が明らかにしたもの
- 往くべきは平和の道―いま声をあげよう
- 序 WHAT IS YUJI ―報復戦争から有事法制へ
- PartⅡ 徹底討論・有事法制
- 一 有事法制は本当に必要か?
- 平和主義者は夢想家か?
- 朝鮮有事は問題なのか?
- テロや不審船はどうする?
- 二 これからの日米関係を考える
- 有事法制の真のねらいは何だ?
- 愛国心がないのか?
- 三 これからの日本と有事法制
- 国際協力と軍隊
- 軍隊のない国はあるのか?
- 二一世紀の日本の生き方は?
- 一 有事法制は本当に必要か?
- PartⅢ 有事法制コンメンタール
- なぜいま有事法制か―遂条検討にあたって
- 遂条検討・武力攻撃事態法案
- 遂条検討・自衛隊法「改正」案
- 遂条検討・安全保障会議設置法「改正」案
- あとがき
著者情報
自由法曹団

有事法制のすべて ―戦争国家への道―
定価1,650円
(本体1,500円)
2002年6月