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科学とは何か、技術とは何か、科学者の果たす役割は何か。

近代科学を築いた人々(下) ―進化思想/熱力学/統計力学

長田好弘=著

定価2,530円(本体2,300円)

出版年月
2003年6月
ISBNコード
978-4-406-03011-3
仕様
0040/ A5判/ 252P
タグ
自然    自然科学一般   
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自然法則の解明のために,時代の圧力に抗した勇気ある科学者たちがいた! 下巻は,自然にも歴史があり,すべてがそれ自身の運動法則による産物であることを示した進化思想の確立,熱力学と統計力学の建設・発展に挑んだ科学者たちを描く。

目次や構成

[目次]

  • 第8章 進化思想の開拓者たち
    1. デカルト―宇宙進化の思想を開示した人のこと
    2. カント―あらゆる進歩の跳躍点を据えた人
    3. ディドロ―19世紀進化論への思想的準備をした人
    4. 19世紀進化論への準備
    5. ラマルク―侮蔑と愚弄で葬り去られた進化論の創始者
    6. ダーウィン―功成り名を遂げた進化論の創始者
    7. メンデル―近代遺伝学の源流を開拓した人
    8. ド・フリース―新種出現のメカニズムを追究した人
  • 第9章 熱の法則を探りだした人たち
    1. 熱現象のさまざまな体験
    2. 蒸気機関の研究―ワット
    3. 熱の循環過程の研究―カルノーとクラペイロン
    4. 熱は物質粒子か運動か?―ラムフォード伯
    5. エネルギー保存法則の発見―マイヤーとジュール
    6. 熱力学第1法則―第1種永久機関不可能の原理
      ―ヘルムホルツ
    7. 熱力学第2法則―第2種永久機関不可能の原理
      ―トムソンとクラウジウス
    8. 絶対零度のエントロピー
      ―ネルンスト
  • 終章 2つの世界の架け橋を築いた人
    ―ルードヴィッヒ・ボルツマン
    1. ボルツマンの時代の物理学の状況
    2. 熱力学第2法則の再考
    3. 力学と確率論の結合
    4. ボルツマンへの批判とそれへの反論
    5. アトミスティックとエネルゲティックの論争
    6. マッハとボルツマンの論争
    7. 新しい時代へ力づよく

[下巻の主な参考図書]

人名索引(全3巻)

事項索引(全3巻)

著者情報

長田好弘