真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

メニュー

一枚の絵の向こうは、人生がある─絵本画家たちの作品に隠された物語

ちひろ美術館の絵本画家たち

松本猛=著

定価2,200円(本体2,000円)

出版年月
2003年10月
ISBNコード
978-4-406-03031-1
仕様
0095/ 四六判上製/ 251P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
ネットショップでさがす
アマゾンでさがす
楽天ブックスでさがす
e-honでさがす

一枚の絵の向こうには,人生がある――絵本画家たちの作品の背後にある世界を,彼らとの人間的な交流を通じて培った体験をベースに,エッセイ風に解き明かす。いまを生きる人々に生きる意味を問いかける心温まる物語。

目次や構成

[目次]

  1. エリック・カール

    少し年上の心温かき友、絵本美術館の同志

  2. 長 新太

    新しい魔力を求め続ける吸血アーティスト!?

  3. クヴィエタ・パツォウスカー

    プラハの歴史が磨いた思想と感性

  4. キアラ・ラパッチーニ

    イタリアの古都に咲いた自由の花

  5. エフゲーニー・ラチョフ

    動物の姿を通して人間を描いた巨人

  6. 谷内 こうた

    キャンバスの上の詩人

  7. ドゥシャン・カーライ

    幻想的美しさの背後にある妥協なしの粘り強さ

  8. ローベルト・ブルン

    内気さに秘められたエネルギー

  9. クラウディア・レニャッツィ

    自由の大切さを絵本に託して

  10. 八島 太郎

    愛と反骨の人生

  11. モーリス・センダック

    ミッキーマウスの見守るアトリエで

  12. 武 建華

    陽光雨露、森林草原・・・、自然と民間芸術をまもる男

  13. タチヤーナ・マーヴリナ

    民衆美術を愛した天衣無縫な"ロシアの心"

  14. ユゼフ・ヴィルコン

    愛すべき森の中のおやじ

  15. 赤羽 末吉

    気迫の演出家

  16. ビネッテ・シュレーダー

    吸い込まれてゆく心地よさ

  17. ジョン・バーニンガム

    仏頂面の向こうに

  18. スタシス・エイドリゲヴィチュス

    北国の森からやってきた熊

  19. エンリケ・マルチネス

    キューバの浜辺でまってるよ

  20. 瀬川 康男

    「草花の声を聞きたい」

  21. いわさき ちひろ

    母親、画家、師匠、おしゃべり相手・・・

著者情報

松本猛

1951年生まれ。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長、絵本学会会長を歴任。絵本作品に、『ふくしまからきた子』、『ふくしまからきた子 そつぎょう』(絵・松本春野、岩崎書店)、『白い馬』(絵・東山魁夷)、『りんご畑の12ヶ月』(絵・中武秀光、いずれも講談社)、『海底電車』(絵・松森清昭、童心社)などがある。