
「ADHD」だという海田君。ベテラン教師の著者も海田君のことがつかめない――。克明な「学級日記」をもとに,試行錯誤を繰り返しながら,学級の子どもたち,教職員集団,父母との共同で生み出した海田君の変化・成長を綴る感動の記録。
目次や構成
- はじめに
- 第1章 海田君との出会い
- 海ちゃんの天気、今日は晴れ
- 晴れ、曇り、雨のめまぐるしい天気
- 第2章 苦悩にふれる
- 「こんな学校もういやだ」
- 苦しさへの共感
- 第3章 子どもたちとの共同
- きらりと光るものを発見
- 動き出す子どもたち
- 第4章 広がる共同の輪
- 「お話玉手箱」
- 海田君憲法を作る
- 第5章 海田君が大好きです
- 10分が10年に
- 幸せの黄色いハンカチ
- 第6章 ホップ・ステップ
- 自分たちで作ったダンス
- 自分を見つけた海田君
- 海田君のジャンプ
- 最終章 君は何を残してくれたか
- あとがき
著者情報
大和久勝
1945年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2004年度まで公立小学校教諭。現在、大学講師、全国生活指導協議会常任委員。著書に『「ADHD」の子どもと生きる教室』(新日本出版社)、『困った子は困っている子』(編著・かもがわクリエイツ)など多数。

「ADHD」の子どもと生きる教室
定価1,760円
(本体1,600円)
2003年11月