
憲法ってどんなもの? 私たちとどんな関係があるの? そんなあなたと一緒に、さまざまな角度から探索します。日本国憲法がどのように生まれ、歩み、根を張ってきたのかや、21世紀の平和と人権を守るよりどころとしての憲法が、日本と世界の現実からやさしく生き生きみえてきます。知られざるエピソードがいっぱい! みんなで読みたい一冊です。
目次や構成
〔目次〕
- はしがき
- 第1部 そもそもから
- 国民から政府への注文書
- 最大の注文は「戦争するな」
- 「前文」が語る21世紀の日本
- 戦争なき世界の流れの中で
- 国際社会から特別の評価
- アジアで孤立しないために
- 生きること根っこで支える
- 懐ふかい基本的人権の条項
- 21世紀の国づくりに生かす
- 第2部 成り立ちから
- 国民の中から"民主憲法を"
- 国民世論とかけ離れた政府
- 政党の態度はどうだったか
- 「戦争のない国の魁」を決意
- 国会審議で大事な柱を明記
- 改憲論議の源流をたどると
- 第3部 戦争と平和について
- 戦争違法化の歴史の流れは
- 国連憲章のルールを現実化
- 安保条約が最大の障害に
- 人権、主権ふみにじる米軍
- 「同盟国だから」と無法加担
- このままアメリカに追随すると
- 国連決議があればいいのか
- これが、アジアで生きる道
- 第4部 人権について
- 人間らしく生きるためには
- 多喜二の告発と戦後の決意
- 真理を明かし教えるために
- 差別のない社会をめざして
- 生きてゆく権利と国の責任
- 働くことと働く権利
- 「公共の福祉」と国民の義務
- 「新しい人権」も包み込んで
- 人権後進国の現実変えよう
- 第5部 国のあり方
- 権力分立は人類の知恵
- 国会を動かす国民の声
- 政党はいくつあってもいい
- 内閣を独走させないために
- 「番人」役果たさぬ裁判所
- 税金も予算も国民合意で
- 草の根に応える地方自治
- 天皇制が語る戦前と戦後
- 天皇の地位は何にもとづく
- 改憲勢力に高いハードル
- むすびにかえて