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徴用工、日本軍「慰安婦」……加害の歴史は変えられない

日本の侵略 加害と被害の真実 忘れさせないために

赤旗編集局=編

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2021年7月
ISBNコード
978-4-406-06603-7
仕様
0031/ 四六判並/ 192P
タグ
人文    歴史一般   
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日本軍「慰安婦」訴訟で日本政府に賠償請求を求めたソウル中央地裁判決に対して拒否を示した菅義偉政権は、歴史認識でも「安倍政権を継承」し、侵略戦争と植民地支配への反省を示していない。歴史の真実を忘却させないために、被害とともに加害の傷痕をアジア各地で取材した「しんぶん赤旗」記事をまとめた第四集。

目次や構成

<目次>

はじめに

  •  
  • Ⅰ部 日本の侵略戦争と植民地支配の実態
    •  
    • 一 徴用工と戦時強制動員
    • (1)朝鮮少女に労働を強制 政府、企業は謝罪を
    • (2)朝鮮人原爆死1万人、強制労働で犠牲にー三菱の軍需都市・長崎
    • (3)戦争遺跡・松代大本営と朝鮮人労働者ー秘密保持のため強制的に
    • (4)徴用工問題の根本はー明治学院大学国際学部教授阿部浩己さんに聞く
    •  
    • 二 生体実験をした「731部隊」
    • (1)731部隊 発掘、政府文書ー滋賀医科大学名誉教授西山勝夫さんに聞く
    • (2)医学の戦争犯罪繰り返すなー開示の731部隊「名簿」教訓に
    • (3)中国・ハルビン731部隊罪証陳列館ー「人道反する細菌戦」共通認識へ
    • (4)日本軍遺棄毒ガスー敗戦時70万~200万発、回収わずか6万発
    •  
    • 三 日本軍「慰安婦」犯された人権
    • (1)涙、痛み、人生知ってほしいー日本軍「慰安婦」被害者の宋神道さん
    • (2)「慰安婦」問題・性暴力とたたかうーwam館長渡辺美奈さんに聞く
    • (3)マレーシア、シンガポールにみる「慰安所」
    •  
    • 四 日本軍の支配下で何がー今も残る傷痕
    • (1)皇民化教育ですっかり軍国少年にー日本兵だった台湾人・在日台湾人呉正男さん
    • (2)シンガポール「華僑粛清」ー父・おじが日本軍に奪われた
    • (3)戦後75年 日本の香港占領
    • (4)日本の戦争が生んだ日系オランダ人たちー写真家・奥山美由紀さん
    • (5)戦後75年 北京・抗日戦争記念館を訪ねて
    • (6)戦後75年 南京大虐殺記念館を訪ねて
    •  
    • Ⅱ部 沖縄戦、大空襲、シベリア抑留
      •  
      • 一 沖縄戦の真実
      • (1)15歳、戦場動員、首里城司令部壕の戦争ー鉄血勤皇隊を経験・古堅実吉さん
      • (2)少年兵を使い捨てた住民虐殺の「秘密戦」ー映画監督、ジャーナリスト三上智恵さんに聞く
      •  
      • 二 大空襲の被害を忘れずに
      • (1)大空襲75年 被害者補償一銭もなし
      • (2)一夜で失った12人の子どもたち、母親の悲痛、忘れないー早乙女勝元さん親子で共作
      •  
      • 三 極寒のシベリア抑留を語る
      • (1)反人道的大事件なぜー93歳体験者、強制労働の実態告発
      • (2)終戦後もソ連軍と交戦、不当に抑留 石井孫三郎さん
      • (3)父の銃殺と名誉回復、本当の命日に変わるまでー遺族山形忠顯さんに聞く
      • (4)5人に1人が死んだまち、100歳まで体験伝えたいー西倉勝さんに聞く
      •  
      • 四 ここにも戦争犯罪が
      • (1)戦跡を撮り続け、若い世代への「架け橋」にーカメラマン安島太佳由さんに聞く
      • (2)「拝謁記」にみる昭和天皇 再軍備のため改憲明言 一橋大学名誉教授吉田裕さんに聞く
      • (3)「秘密戦」実行部隊を免責ー『帝銀事件と日本の秘密戦』著者の山田朗明治大学教授に聞く
      • (4)大日本帝国とアジア支配、戦後の引き揚げ者の悲劇ー国文学研究資料館准教授加藤聖文さんに聞く
      •  
      • Ⅲ部 「証言 戦争」から
        • (1)沖縄占領も原爆投下も知らずー猪狩和子さん
        • (2)壊れた心 父は苦悩ー川久保良治さん
        • (3)ソ連軍に追われ命がけで引き揚げー平田巖さん
        • (4)先生も子も一色にー飯尾博さん
        • (5)特高の拷問から逃れてー朝倉彰子さん
        • (6)国立図書館も軍に協力ー山崎元さん
        • (7)怖かったソ連兵の足音ー遠藤和子さん
        • (8)航空隊で受けたリンチー平島節郎さん
        • (9)骨箱には石と炭のようなものがー中元輝夫さん
        • (10)悲劇続発の逃避行ー門脇輝男さん
        • (11)開拓民は捨てられたー髙屋敷八千代さん
        • (12)「正義の戦争」教えた悔恨、語り続けるー田近治代さん

著者情報

赤旗編集局