
戦争法、国旗・国歌法、イラク派兵、有事法制……そして憲法改悪策動。あるいはリストラ、老い。20世紀末から21世紀初頭の激しい歴史の波濤と人生の一瞬を切り取り、戦争体験、恋愛・結婚、労働現場のたたかいなど多彩な世界を描き、明日を語る作品群。民主主義文学会創立40周年を記念して最近の10年間から精選。
目次や構成
[目次]
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表彰 原 洋司 窮死 右遠 俊郎 踏切 林田 遼子 一夜飾り 山形 暁子 かりん糖 鶴岡 征雄 大蛇山 佐田 暢子 本所うまや橋 窪田 精 跫音 宮寺 清一 花模様 廣岡 宥樹 画像のうえの水滴 旭爪 あかね ツクチェの春 吉開 那津子 本日開店 渥美 二郎 ある坑道にて 松田 解子 父の幻 平瀬 誠一 メコンの蛍 稲沢 潤子 終電が出たあとで 神原 孝史 叫び声 森 与志男 壁の狭間で 野川 紀夫 搬送 能島 隆三 - 作者紹介
- あとがき
著者情報
日本民主主義文学会

時代の波音 民主文学短編小説集
定価2,305円
(本体2,095円)
2005年6月