
選挙では13戦11勝2敗、衆議院議員11期33年勤めた著者が、ちょっと長い視野から政治と社会を見つめ直す書。強まる改憲策動など、「急坂の時代」に見える今、ハッとするような突破口がどこにあるのかを、本書初公開の話題を交えながら語ります。司馬遼太郎『坂の上の雲』の虚構から「選挙に強い日本共産党」を作る秘訣まで、多彩に書き下ろした一冊!
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 第一部 政治に求められるもの
- 第一章 憲法を守る
- 一 憲法が最大の政治問題になっている理由
- 二 憲法改悪の中心問題は、憲法九条第二項
- 三 憲法九条は世界の宝
- 四 歴史問題から何を学ぶのか
- 五 司法が果たす役割
- 六 国民が主人公を求め続ける日本共産党
- 第二章 社会党は、なぜ凋落したか
- 一 村山富市氏は、なぜ総理になれたか
- 二 消滅への引き金=小選挙区制の選択
- 第一章 憲法を守る
- 第二部 日本共産党の未来
- 第三章 急坂の先にあるもの
- 一 日本共産党が野党第二党になった時、国会がよみがえった
- 二 再びこういうことができるか
- 三 日本共産党の東北四首長が示すもの
- 第四章 選挙に強い党を作る
- 一 何が大切になるか
- 二 大きな党を作るということ
- 第三章 急坂の先にあるもの
- あとがき
著者情報
松本善明
1926年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1967年より日本共産党衆議院議員を通算11期勤める。現在、同党名誉役員。弁護士。主な著書に『ちひろとわたし』(新日本出版社、1978年)『思い出のちひろ』(新日本出版社、1988年)『妻ちひろの素顔』(講談社、2000年)などがある。

平和の鉱脈と日本共産党 国会議員33年、そこから見えてきたもの
定価1,980円
(本体1,800円)
2005年11月