
巨大なゴミ捨て場で生きる人々、高いHIV感染率、人身売買、数百万個が埋まる地雷……。内戦のダメージ、拡大する貧富の格差などを背負う人々の現実を写真が伝える。観光地として知られるこの国のリアルな姿を通して、私たちも生きている同じ世界、そして日本もかかわっている問題が見える。渾身の写真集第二弾。
目次や構成
【目次】
- 1 「希望の川」
- 2 シェルター
- 3 エイズ病棟
- 4 残留地雷
- 通いながら考えていたこと
著者情報
郡山総一郎
1971年宮崎県出身。2001年、写真取材を開始。翌年「イスラエルの現実」と題した写真でよみうり写真大賞奨励賞を受賞し、『週刊朝日』『サンデー毎日』などの雑誌で写真が使われるようになる。2004年4月、イラク取材中に拘束され9日後に解放された。著書に『人質 イラク人質事件の嘘と実』(共著、ポプラ社)。

戦争の後に来たもの カンボジアが映す時代
定価1,760円
(本体1,600円)
2005年11月