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忌まわしい事故から2年。常に放射線量を気にする日常、出口の見えない避難生活、しかし人々の営みは続いている。加害者意識に欠ける東電や原発再稼働を図る国のもと、日本人の意識の中で薄れゆくその姿を2年間追い続けた渾身の写真61点が、静かに、しかし確かに、この国の「命の姿」を語りかけ、見る者を覚醒させる。
著者情報
郡山総一郎
1971年宮崎県出身。2001年、写真取材を開始。翌年「イスラエルの現実」と題した写真でよみうり写真大賞奨励賞を受賞し、『週刊朝日』『サンデー毎日』などの雑誌で写真が使われるようになる。2004年4月、イラク取材中に拘束され9日後に解放された。著書に『人質 イラク人質事件の嘘と実』（共著、ポプラ社）。
ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ×フクシマ×福島
定価2,750円
（本体2,500円）
2013年2月
