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第一人者が語る方言指導という仕事への思い

方言とドラマと私 ローカル色のパレット広げて

大原穣子=著

定価1,870円(本体1,700円)

出版年月
2006年4月
ISBNコード
978-4-406-03259-9
仕様
0081/ 四六判並製/ 190P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
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映画やドラマの台詞を彩る方言。それを支える方言指導者には、単に言葉のアクセントを直すだけでない深い役割が――。方言が結びついている土地の文化、俳優とともにつくりあげる楽しさ・難しさ、方言指導者の地位確立の努力などを、名作・名優のエピソードや著者の生い立ちとともに綴る。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  •   私の方言遍路
    • 三つ子の魂
    • 島のまつり
    • 俳優志願
    • 東京ショック
  •   ことばは世につれ暮らしにつれ
    • ことばは「人」を語る
    • 失われた船場ことば
    • 「こんにちは」の深み
    • 標準語と共通語
    • 方言は時代を映す鏡
  •   方言指導という仕事
    • 方言指導というパート
    • 「春琴抄」―専属スタッフとしての初仕事
    • 宮本信子さんの探求
    • 「黒い雨」に参加したときのこと
    • コマーシャルの現場
    • ドラマの方言はフィクションの世界
    • 方言のルツボ「国語元年」
  •   方言指導の楽しさ難しさ
    • 「京都もの」の緊張感
    • 「さー」の一言
    • 方言指導の本分
    • 「おまえさん、プロやろ」
    • 大空真弓さんの明るさとすごさ
    • 役者さんと方言、あれこれ
    • 「父と暮せば」の思い出
    • 方言テープ作成は物真似芸人風?
  •   文化としての方言を継承する
    • 「ドラマと方言」を考えつつ
    • 専門職として確立して
    • あとがきにかえて
  • 著者の方言指導作品歴

著者情報

大原穣子

女優・方言指導者<BR> 1935年、大阪生まれ&nbsp;日本俳優連合理事、「ドラマの方言を考える会」世話人代表、東京俳優生活協同組合(俳協)所属<BR>&nbsp;1952年、京都くるみ座で初舞台、1962年東京・劇団三期会、1972年演劇集団未踏を経て、現在各分野で活躍中。<BR> 著書『ローカル色のパレット』(光陽出版社)『故郷のことばなつかし』『好きやねん、大阪弁』(新日本出版社)