
外交でも内政でもゆきづまりを深め、展望をしめせない自民党政治。この政治のどこを、どのようになおすのか。日本共産党はどういう特質をもった党なのか。〇六年党創立記念講演、「赤旗まつり」記念演説とともに、若い世代に未来への展望を縦横に語った民青同盟全国大会での記念講演を収録。悪政の根源にメスを入れ、社会的連帯で政治を変える日本共産党の姿が鮮やかに浮かびあがる。
目次や構成
〔目次〕
- まえがき
- "三つの異常"をただすに日本改革を
- 世界から日本の政治を見てみよう―"三つの異常"
- 過去の侵略戦争を正当化する異常―"根本的転換は急務"
- アメリカいいなり政治の異常をただす改革を
- 極端な大企業中心主義のゆがみをただす改革を
- 若いみなさんへの期待
- 政党としての大道を歩む日本共産党
- 北朝鮮によるミサイル発射問題―国際社会が一致して外交的解決を
- 政治の"流れの変化"のなかで政党の値打ちが試される
- 第一 自民党政治を根本から変える綱領を持つ党
- 第二 草の根の力で政治を動かす党
- 第三 国民に依拠した財政活動をすすめる党
- 第四 戦前・戦後の一貫した歴史をもつ党
- 第五 自主独立の立場で、国際連帯をすすめる党
- 日本共産党―この歴史でためされた旗を高く掲げ、二大選挙で勝利者に
- "政治の流れの変化"と日本共産党
- 自民党政治の三つの異常が矛盾を深め、"政治の流れの希望ある変化"が
- 侵略戦争正当化の異常―逆流の根をたつまで力をつくす
- アメリカいいなり政治の異常―「海外で戦争する国」づくりは世界の流れに逆らう
- 大企業中心主義の異常―格差と貧困の広がりが一大社会問題になった
- 教育基本法改悪―廃案めざし共同を広げに広げよう
- 野党外交の発展から―世界は大きく変わりつつある
- 歴史的激動の時代―二つの全国選挙で勝利をかちとろう
著者情報
志位和夫
1954年、千葉県生まれ。東京大学工学部物理工学科卒業。日本共産党幹部会委員長、衆議院議員。主な著書に、『日本共産党とはどんな党か』『人間らしい労働を』『教育基本法改定のどこが問題か』『領土問題をどう解決するか 尖閣、竹島、千島』『改定綱領が開いた「新たな視野」』など多数。