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「貧乏」に正面対決を挑んだ、気迫の名作を「いま」読む!

貧乏物語

河上肇=著 林直道=解説

定価1,320円(本体1,200円)

出版年月
2008年12月
ISBNコード
978-4-406-05220-7
仕様
0036/ 四六判並製/ 224P
タグ
社会    経済一般   
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貧困の問題を経済学の問題として初めて提起した画期的な著作『貧乏物語』。超ベストセラーとなった河上独特の明快で格調高い文章は、今日なお瑞々しい生命力と血の通った迫力を持つ。「貧困問題」が大きくクローズアップされる現代、熱く真実を探求し続けた河上の代表作を読みやすい新体裁で刊行。林直道氏の書き下ろし解説を付す。

目次や構成

〔目次〕

  • 本文
    • いかに多数の人が貧乏しているか(上編)
    • 何ゆえに多数の人が貧乏しているか(中編)
    • いかにして貧乏を根治しうべきか(下編)
  • 挿画
    • アダム・スミスの肖像
    • 猿の人と曙の人の模型
    • カール・マルクス肖像
    • ロイド・ジョージ肖像
  • 付録
    • ロイド・ジョージ
  • 解説――林 直道

著者情報

河上肇

1879年〜1946年。経済学者。山口県岩国町(現・岩国市)生まれ。東京帝国大学農科大学講師、読売新聞社社員などを経て、1915年から京都帝国大学教授。1928年京都帝大を辞職し実践活動に参加。33年に検挙・収監される。37年出獄後は、自叙伝などを執筆。終戦後、活動への復帰を予定したが、1946年に逝去。『河上肇全集』(全36巻、岩波書店)など著書多数。

貧乏物語

貧乏物語

定価1,320円
(本体1,200円)

2008年12月

林直道

林直道(はやし・なおみち)大阪市立大学名誉教授。1923年生まれ。大阪商科大学卒業。主な著書=『経済学入門』『現代の日本経済』『日本経済をどう見るか』(いずれも青木書店)『恐慌の基礎理論』(大月書店)『恐慌・不況の経済学』(新日本出版社)など多数。