
経済を主なテーマにして、この本作りのためにおこなわれた未発表連続講座と、米寿を迎えた2012年、今となっては遺言のように語られた、教え子=「新制中学第一期生」への講演を初収録。世界を震撼させたリーマン・ショックが、なぜ「神風」なのか?! 日本経済が直面する「本当の大きな話」など、隠された重大ポイントを初めて語る。未来への力強いメッセージ!
目次や構成
【目次】
- 遺著に寄せて……小森陽一
- まえがき
- 第1部 日本の外交、政治、経済を見る「眼」ーー65年後の「社会科授業」
- 第1章 外交の基本姿勢
- 第2章 政治とは何か
- 第3章 経済に問われるもの
- 第2部 「人間の眼」VS.「国家の眼」
- 連続講座・第1回
- 第1章 経済を考える角度・構え
- 第2章 「『人間の眼』で見る憲法」を持った国の経済
- 第3章 「ゼロ金利」から見えてくるもの
- 連続講座・第2回
- 第4章 「状況をつくること」と「年越し派遣村」
- 第5章 経済危機がつくり出した変革への胎動
- 第6章 経済危機を大きくさせているもの
- 第7章 憲法9条と25条がドッキングした経済
- 第8章 人間中心の経済運営を求めて
- 連続講座・第3回
- 第9章 論理的な9条擁護論
- 第10章 「9条擁護宣言」こそ、世界を変える
- 連続講座・第4回
- 第11章 日本のマスコミ
- 第12章 本質を外してはいけない
- 第13章 的をしぼってゆく時期が来た
- 連続講座・第1回
- あとがきに代えて
- ーー曲折の歴史を経て科学的社会主義の大道へ
著者情報
品川正治
1924年、神戸市生まれ。現在、経済同友会終身幹事、国際開発センター会長。日本興亜損保(旧日本火災)の社長・会長を経て、91年から相談役。 93〜97年、経済同友会副代表幹事・専務理事。

激突の時代 「人間の眼」VS.「国家の眼」
定価2,090円
(本体1,900円)
2014年1月