
「新しい日本」へ――命と暮らしを守る経済社会への方途を考える
暮らし視点の経済学 経済、財政、生活の再建のために
山家悠紀夫=著
サブプライム問題、リーマンショックと世界経済危機、民主党中心政権への交代とその変質、そして3・11東日本大震災、原発事故の発生で大きく変貌した日本の経済社会。経済の復興と生活の再建はどうするのか、財源はどこにあるのか。暮らしの視点から、これからの日本の経済社会の目指す方向を考える。
目次や構成
- 序 章 日本経済社会、三つの課題<2011年3月11日以降>
- 1 脱原発社会への道
- 2 災害からの復旧、地域の復興へ
- 3 暮らしの再建と日本経済の建て直し
- 第1章 「構造改革」政策下の日本経済<2007年以前>
- 1 「構造改革」とは何だったのか
- 2 不良債権問題を考える
- 第2章 サブプライム問題・リーマンショックと日本経済<2008年>
- 1 サブプライム問題とその背景
- 2 サブプライム問題と日本経済
- 3 世界の問題、日本の問題
- 第3章 大不況下の経済政策<2099年>
- 1 連続した愚かしい政策
- 2 必然だった政権交代
- 第4章 民主党政権の誕生・変質と人々の暮らし<2009年秋~2011年>
- 1 期待を裏切った民主党政権
- 2 いのちと暮らしの危機をどう克服するか
- 終 章 財源問題を考える<2011年3月11日以後>
- 1 財政の現状はどうなっているか
- 2 財源をどこに求めるか
- あとがき
著者情報
山家悠紀夫
1940年生まれ。神戸大学大学院経済学教授などをへて「暮らしと経済研究室」主宰。著書に『景気とは何だろう』『日本経済 見捨てられる私たち』など多数。

暮らし視点の経済学 経済、財政、生活の再建のために
定価1,980円
(本体1,800円)
2011年9月