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原子力をめぐる国家を挙げた“利権維持”の構造

原発の闇 その源流と野望を暴く

赤旗編集局=著

定価1,320円(本体1,200円)

出版年月
2011年10月
ISBNコード
978-4-406-05513-0
仕様
0036/ 46判並製/ 173P
タグ
社会    政治・法律   
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米仏に次ぐ世界第3位の原発大国・日本。福島第一原発の過酷事故は収束の見通しさえ立たないが、今も「原発推進」をやめようとしない。そもそも世界で唯一の被爆国に原発を導入し拡大させてきた“力”はなんだったのか。その歩みを日米関係から探り、大手マスコミも巻き込んだ「原発利益共同体」というべき癒着の構造に迫るルポ。

目次や構成

  • はしがき
  • 第一章  九電「やらせ」メール事件はなぜ起きたか
    • スクープ――九電「やらせ」メール
    • 「安全」より「再稼動」
    • きっかけは佐賀県知事の発言
    • 九電だけではなかった
    • プルサーマル計画推進に躍起……ほか
  • 第二章  原発の源流と日米関係
    • “ラッキードラゴン”の衝撃
    • 中曽根と正力――つきまとう諜報の影
    • 核持ち込みへの地ならし
    • 軍事優先の開発――原潜から始まった
    • 原子力協定の攻防――湯川秀樹氏、抗議の辞任……ほか
  • 第三章  財界の野望
    • 利権最優先の推進派
    • 「大なる収穫」を期待
    • 「毒をもって毒を制す」
    • 国家あげた産業育成
    • 地域独占体制の構築
    • メディア対策――「朝日」から始まった
  • 第四章  追跡!原発利益共同体
    • メディアを使って「安全」宣伝
    • 五〇年以上前から
    • 政府・米国も一体に
    • 国民分断・世論懐柔の対策マニュアル
    • 日本原子力文化振興財団とは……ほか
  • あとがき
  • 資料  〔提言〕原発からすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を  国民的討論と合意をよびかけます(2011年6月13日  日本共産党)

  • 【読者の声】
  • ・原発が、結局はアメリカ支配の道具であり、日本の支配層の利権あさりの道具であることがよくわかった。
  • ・福島の事故以来、原発に関する本に目を通しています。本書を読んで、日本に原発がこれほど多くなった原因がわかった気がします。
  • ・連載を読んでいたので、このようにまとめた本が欲しかった。
  • ・連載を読めないときもあり、本書で改めて読んでみると、原発のデタラメさと恐ろしさがわかる。本当に良く調べている。

著者情報

赤旗編集局