
京都の教育系大学に通う林伸二は、一年下で共産党員の松野育子と出会い惹かれ合うようになり、共産党に入党する。小学校教員になった伸二は、子どもへの体罰に心を痛める。1960年代半ば、ベトナム反戦運動、文化大革命の影響を織り込みながら、青年の自己変革と恋愛を描く長編。
目次や構成
本文より
- 「子どもと出会った瞬間、僕は本気になった。そのとき、教育基本法の、真理と正義を愛し、という言葉が浮かんだ。それが僕の出発点だ」
著者情報
柴垣文子
1945年宮崎県生まれ。1967~2000年京都府小学校教員。日本民主主義文学会会員。著書『おんな先生』。

星につなぐ道
定価2,420円
(本体2,200円)
2011年12月