
旧ソ連、ロシアによる千島列島の占領・支配は「火事場泥棒」、それを許してきたのは日本政府自身だ! 国の基本でロシア、アメリカの横暴を許してきた歴代政権を指弾するとともに、そうした国の大新聞、マスコミが様々な問題で政府を助けてきたことを告発。ゆがめられた言論状況を変えるためジャーナリストの覚悟を問う。
目次や構成
- I ロシアの日本領土侵略
- ロシアのグルジア侵略
- 北方領土の「独創的」解決はできるのか
- 何度でも言う、千島全島はロシアの侵略だ
- 北方領土なき日本地図にこそ刑事罰を……ほか
- II アメリカの日本支配
- 日本の自衛隊を指揮下におきたい米軍の狙い
- 米国のアフガン撤退とGM破綻の必然性
- 普天間基地問題でのアメリカ合衆国世界侵略史と沖縄差別
- 「残酷なのは戦争」か?……ほか
- III マスコミの堕落とジャーナリズム
- 小選挙区とマスコミ
- 『朝日』と『東京』のどちらをやめるか
- 偽右翼の脅迫に屈した集英社
- 新聞はもっとルポを
- 取材の目的と方法をめぐって——鎌田慧『自動車絶望工場』に思う……ほか
著者情報
本多勝一
1931年、長野県生まれ。ジャーナリスト。朝日新聞記者を経て現在『週刊金曜日』編集委員。著作多数。

本多勝一の日本論 ロシア、アメリカとの関係を問う
定価1,430円
(本体1,300円)
2012年3月