
「決定できる民主主義」というけれど具体的に何をやろうとしているの?――橋下徹氏が大阪でしていることと国政公約「維新八策」などを分析、そんな疑問に答えます。それだけでなく橋下氏が誰の利益を守ろうとしているか、それは民主党や自民党の場合と違うのか、なぜ彼が「重要なのは独裁」と言ったのかも見えてくる一冊。
目次や構成
- はじめに
- 第1章 橋下大阪府知事の「実績」は
- 第2章 大阪市長になってやっていること
- 第3章 この国の政治のゆきづまりーー「橋下人気」の背景
- 第4章 転換しなければならないものは
- 第5章 「維新八策」で日本はどうなる
- 第6章 橋下「維新の会」を支えているもの
- 第7章 そして日本社会をどうしていくか
- 補論 公務員バッシングの正体
著者情報
石川康宏
1957年北海道生まれ。京都大大学院経済学研究科単位取得退学。神戸女学院大教授(経済学・経済理論)。『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『橋下「維新の会」がやりたいこと』(2012年、新日本出版社)、『女子大生のゲンパツ勉強会』(2014年、新日本出版社、共著)、『「古典教室」全三巻を語る』(2014年、新日本出版社、共著)、『若者よ、マルクスを読もう』(2010年、かもがわ出版、共著)など。