
著者は、1933年末に逮捕されたあと、拷問に屈せず完全黙秘で通した。本巻には、1940年の公判速記録と1944年の公判調書と、その公判を傍聴した妻・宮本百合子の「公判日記」も収録した。最後の「スパイ挑発との闘争」は、戦後、自由を得た後にあらためて問題の全貌と基本点を明らかにした論稿。
目次や構成
〔目次〕
- 宮本顕治公判速記録(1940年)
- 第1回(4月18日)
- 第2回(5月 4日)
- 第3回(5月18日)
- 第4回(5月28日)
- 第5回(7月 2日)
- 第6回(7月20日)
- 宮本顕治公判調書(1944年)
- 第1回(6月13日)
- 第2回(6月24日)
- 第3回(7月 8日)
- 第4回(9月 2日)
- 第5回(9月14日)
- 第6回(9月21日)
- 第7回(9月26日)
- 第8回(10月5日)
- 第9回(10月14日)
- 第10回(10月24日)
- 第11回(10月31日)
- 第12回(11月14日)
- 第13回(11月21日)
- 第14回(11月25日)
- 第15回(11月30日)
- (補録)暗黒裁判に抗議してーー1944年の日記から 宮本百合子
- この日記について
- スパイ挑発との闘争(1945年)ーー1933年の一記録
- (解題)
著者情報
宮本顕治著作集編集委員会